2011年以来の大洪水でタイは各地で被害が広がっており、一般市民はもちろん、農作物への被害や工業地域への被害が連日報告されています。
浸水した状態のままレストランを営業したり、困ったときは助け合うといった、タイ人らしい心温まるエピソードも目にしますが、政府は被災地を訪問し、早急な復興を目指しています。
浸水した状態のままレストランを営業したり、困ったときは助け合うといった、タイ人らしい心温まるエピソードも目にしますが、政府は被災地を訪問し、早急な復興を目指しています。
【洪水被害の農家や工場などへの被災者支援】
タイでは、2つの巨大台風「NORU(日本での台風16号)」と「SONCA(同19号)」が引き起こした大雨により、甚大な被害を受けました。
タイ政府は被災した地域への訪問を行い、被害状況の確認や復興支援を行っています。
タイ政府は被災した地域への訪問を行い、被害状況の確認や復興支援を行っています。
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工業省
工業省では、被災者支援キャンペーン“工業で心を一つに、タイの兄弟たちを救う”(当社訳)を行っています。工業省幹部は、チャオプラヤー川の氾濫により甚大な被害を受けたチャイナート県の避難所に慰問を行いました。
工業省は今回の被害に対して1)安全確保 2)手当 3)復興 という3つの時期に分けて支援を行っていく予定としています。
工場局の地方事務所、各分野の工業連盟、工業団地、SME銀行といった機関と協力して復興キャンペーンを立ち上げ、被災地域に支援物資を届けています。チャイナート県内の避難所へ合計2000セットのバッグが届けられました。バッグの中には、飲料水、米、乾物、インスタントラーメンといった食料品の他、砂糖やナンプラーなどの調味料、虫よけスプレー、ティッシュなどの日用品が詰められています。
今後も被害が大きかったラーチャブリ―県などに支援物資を届ける準備を進めています。 -
農業省
農業省では、洪水被害を受けたシンブリー県とアユタヤー県を慰問し、支援活動を行いました。農業省幹部は被害状況を視察し、今後どのような支援が必要なのか早急に精査する必要があると考えています。
シンブリー県とアユタヤー県の農業地域を視察した一行は、それぞれの農地の生産量などを計測し、洪水被害が落ち着いた後の農業再開時のために、それぞれの生産量と同等の苗や種子の提供を行うこととしています。支援の皮切りとして、オクラや豆類の種子1000セット、野菜やバナナの苗木50セット、パパイヤの苗木150セット、そして肥料など32キロなどが届けられる予定となっています。シンブリー県の被害状況
特に県内の6地域で被害が大きく、全体で約5,343ヘクタールに及んでいます。なお、農産物の内訳は米90%、野菜3%、果物5%、サトウキビ2%となっておりm、被災農家数は4, 461軒に及びます。アユタヤー県の被害状況
県内15の地域で被害を受け、全体で1,803ヘクタールが被災しました。なお、農産物の内訳は米86%、野菜3%、果物他11%となっており、被災農家数は1,892軒に及びます。シンブリー県の被害状況
国全体の農業被害は52県、合わせて約558,266ヘクタールと考えられています。なお、農産物の内訳は米60%、野菜39%、果物他1%となっており、被災農家の合計は438,011軒にのぼります。-
農業振興局長のコメント:
洪水による被害はまだ続いており、被害状況が連日明らかになってきている。
ただ早急に被災した農家への視察を行い、被害状況を直接目で確認したことにより、農地が回復した後、どのような支援が必要なのかを精査することができた。
被災した農家には財務省からの支援金制度などもあるので、その制度を利用するために被災前の生産量や被害状況を報告してほしい。
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農業振興局長のコメント:
【外国人の土地所有】
2022年10月27日、タイ外務省は、外国人がタイに長期滞在することができるLTR Visa(Long-term Resident Visa)取得のための新しい条件として4000万バーツ以上の投資という名目で土地を所有できるという内容を発表しました。
外国人居住者の土地取得に関する省令は、ポテンシャルの高い外国人をタイに誘致することにより、経済と投資を刺激する措置になると考えられています。
土地所有の目的は住宅用地となっており、高所得者、富裕退職者、タイ居住リモートワーカーの専門家、高度専門家といった4つのターゲットに焦点を当てています。
長期滞在ビザの権利は、国債の購入や不動産ファンドへの投資、インフラファンドへの投資など、あらゆる種類のビジネスへの投資4,000万バーツ以上で少なくとも3年間は投資を維持する必要があります。
条件をクリアすることにより、バンコク市内やパタヤなど指定された区域で最大400平米の土地を所有する権利を得ることができます。
タイ政府は、今後5年間で100万人の外国人富裕層や高度専門家がタイ国内に居を構え、タイの経済成長や投資に貢献するだけでなく、産業技術の向上など様々な効果を生み出すことを期待しています。
外国人居住者の土地取得に関する省令は、ポテンシャルの高い外国人をタイに誘致することにより、経済と投資を刺激する措置になると考えられています。
土地所有の目的は住宅用地となっており、高所得者、富裕退職者、タイ居住リモートワーカーの専門家、高度専門家といった4つのターゲットに焦点を当てています。
長期滞在ビザの権利は、国債の購入や不動産ファンドへの投資、インフラファンドへの投資など、あらゆる種類のビジネスへの投資4,000万バーツ以上で少なくとも3年間は投資を維持する必要があります。
条件をクリアすることにより、バンコク市内やパタヤなど指定された区域で最大400平米の土地を所有する権利を得ることができます。
タイ政府は、今後5年間で100万人の外国人富裕層や高度専門家がタイ国内に居を構え、タイの経済成長や投資に貢献するだけでなく、産業技術の向上など様々な効果を生み出すことを期待しています。
【METALEX】
2022年11月16-19日BITECにて開催。
METALEXは、言わずと知れたASEAN最大級の工作機械展で、毎年85,000人を超える来場者が全世界から参加している大変人気のある産業展示会となっています。
今回は「ASEAN コミュニティ コネクター」というテーマのもと、50か国から2,500を超えるブランドの工作機械と金属加工技術が集結します。主要なテクノロジ・プロバイダーが一堂に会し、金属加工産業に最高の機械とソリューションを提供します。
日本を含めた9か国のパビリオンや現地でのイベントはもちろん、オンラインでも参加できるセミナーなども予定されており、ASEANで強力なネットワークを築く機会となっています。ウェブサイトでは事前来場登録などもできるようになっています。
METALEXは、言わずと知れたASEAN最大級の工作機械展で、毎年85,000人を超える来場者が全世界から参加している大変人気のある産業展示会となっています。
今回は「ASEAN コミュニティ コネクター」というテーマのもと、50か国から2,500を超えるブランドの工作機械と金属加工技術が集結します。主要なテクノロジ・プロバイダーが一堂に会し、金属加工産業に最高の機械とソリューションを提供します。
日本を含めた9か国のパビリオンや現地でのイベントはもちろん、オンラインでも参加できるセミナーなども予定されており、ASEANで強力なネットワークを築く機会となっています。ウェブサイトでは事前来場登録などもできるようになっています。